コレステロールと食事の羅針盤

豆腐は理想的な食品なんです!

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血中コレステロール値が高い人にとって、大豆および大豆加工品は、コレステロールを減らし、動脈硬化を防ぐ働きがあるうえ、良質のタンパク質も豊富に含むことから理想的な食品です。

なかでも大豆の加工食品である豆腐は、大豆そのものを食べるよりも消化がよく、何よりも手軽に料理に取り入れることができることからおすすめです。

しかし、 ひと口に豆腐といっても、いろいろな種類がありますので、それぞれの特性を知って使い分けることができれば、コレステロールを気にしながらの食事づくりとはいえ、案外、料理が楽しくなるかもしれません。



では、身近な食品の豆腐ってどんな食品なんでしょうか?
豆腐は、簡単にいいますと、豆乳に硫酸カルシウムを加えてたんぱく質を凝固させたものです。皆さんもよくご存じの、木綿豆腐は布を敷いて脱水成形したもので、やや固めです。一方、絹ごし豆腐は濃度の高い豆乳を凝固させたもので、なめらかな食感ですが崩れやすいのが特徴です(絹ごしだからといって、絹を使ってこしたわけではないのでご注意を。 絹のようななめらかさ、ということです)。

また、丸いチューブに入ったような充てん豆腐は、容器に豆乳を充てんさせて加熱凝固させたもので、細菌の繁殖が抑えられることから賞味期限が長いのが特徴です。

そのほか、地方特産でいれば、沖縄豆腐や、ゆし豆腐といった、沖縄独特の豆腐もあります。沖縄豆腐は木綿豆腐よりも水分が少ない固い豆腐です。

沖縄名産、豆腐チャンプルーで知られるように、炒めもの(チャンプルー)に用いられます。
ゆし豆腐も沖縄独特の豆腐です。豆乳ににがりを加えたときにできる、ゆらゆらとした柔らかい状態のものをいいます。また、すき焼きなどに用いられる、焼き豆腐は、固めの豆腐の表面に焼きあとをつけたものです。崩れにくく、日持ちが良いのが特徴です。


皆さんのすんでいるところにも、その土地独自のお豆腐があるかもしれません。休日などに探してみるのも、とてもおもしろいと思いますよ。