コレステロールと食事の羅針盤

栄養バランスと6つの食品群について

コレステロールを気になさる方は、コレステロールの摂取量をかなり気になされます。

しかし反対に、コレステロールを気にしすぎると必要な栄養素が足りなくなってしまうことがありますので気をつけましょう。

現代社会では多くの種類の食品が出回っていますね。その膨大な食品のなかにはもちろん、コレステロールを多く含むものもあれば、コレステロールをさげる働きをもつものもありますから、バランスよく摂ることが大切なのです。

厚労省は「1日30種類の食品をとるように」と指導しています。そこで栄養的な特徴を理解して食品を6つのグループに分類し、まんべんなく30品目を選ぶことが大切になります。

ここで「1日30品目の数え方の方法と注意」 を書いてみましたので参考になさってみてください。

  • 同じ食品は1日に何回食べても1品目として数えます。
  • 外食や調理済み食品を食べたときには、わかる範囲で素材の食品数を数えます。わからない場合は、全体として1品目として数えます。
  • 調味料、香辛料は原則として数えません。しかし砂糖、味噌、マヨネーズは栄養供給源となることから数えます。

 6つの食品群・・・栄養的特徴と食品例

  • 第1群・・・骨や筋肉を作る働きをもつ食品例:魚介類・肉類、大豆・大豆製品、卵
  • 第2群・・・骨や歯を丈夫にする働きをもつ食品例:牛乳・乳製品、海草、小魚類
  • 第3群・・・皮膚や粘膜を保護する働きをもつ食品例:緑黄色野菜(ニンジン、ホウレン草、小松菜、など)
  • 第4群・・・身体の機能を調節する働きをもつ食品例:淡色野菜(キャベツ、白菜、キュウリ、など)、果物
  • 第5群・・・糖質性のエネルギー源になる食品例:米、パン、めん、イモ、砂糖
  • 第6群・・・脂肪性のエネルギー源になる食品例:油脂類(バター、植物油)

の6つとなります。

ここにイラストが載っています。参考になさってみてください。