コレステロールと食事の羅針盤

大豆と大豆加工品の調理の工夫

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大豆とその加工品はとても健康にいい食品群です。にも書きましたが、
大豆は、植物性のたんぱく質を多く含むというだけでなく、コレステロールを減らし、動脈硬化を防ぐ働きをする不飽和脂肪酸を多く含む食品です。

いろいろな食事制限で辟易してしまっている方にとって、数少ない安心して食べていただける食品です。

しかも大豆には、豆腐、納豆、厚揚げ、おから・・・などなど、さまざまな加工品があり、バリエーションも豊富ですね。

嬉しいことに大豆は、加工されても栄養的な価値は変わらず、むしろ大豆そのままよりも消化吸収が良くなるんです!しかも手軽に食事に取り入れることができてとても便利です。
ここで大豆加工食品の代表的なものをあげてみました。

<大豆加工品>

・大豆もやし
・納豆(浜納豆、糸引き納豆)
・豆腐(木綿豆腐、絹ごし豆腐、充てん豆腐)、焼き豆腐、高野豆腐[凍り豆腐]
・おから
・がんもどき
・油揚げ、厚揚げ
・豆乳
・湯葉
・しょうゆ、味噌
など これだけ多くの種類があるのですがから、毎日、何らかの形で食卓に大豆、および大豆製品を摂ることは簡単でしょう。

ここで 大豆を調理に用いるときの一工夫です。
1.まず水で洗います。小石やごみ、水に浮いた豆などを取り除きます。
2.豆の量の約3倍の水に一晩つけておくと、豆の大きさも約3倍!!にふくらみます。
3.火にかけ、あくを取りながら煮ます。途中で水が少なくなってきたら、水を加え(さし水)、やわらかくなるまで煮ます。
2の「3倍の水に一晩つけておく」というところがポイントになります。

また、大豆加工食品の中の納豆は、ビタミンB2が多く、食物繊維のほかに鉄、カルシウムも含んでいます。消化吸収がよくさまざまな働きをもつ酵素も含む、まさしく理想的な食物ですので、もっと食卓に登場させたいですね。私ももちろん毎日食べてます。


余談ですが、納豆は骨粗鬆症予防にも効果があるんですよ。