コレステロールと食事の羅針盤

高コレステロール、高中性脂肪血症の人の食事について

高コレステロールおよび高中性脂肪血症の人の場合ですが、次の点に気をつけて食事の献立を考えるようにします。

  1. 食品からのコレステロールを1日300ミリグラム以下に抑えます。鶏卵は、確かにコレステロールが高いですが、全体的に優れた栄養食品であることから1日1個程度は食べるようにします。

  2. 動物性脂肪を控えて植物油や魚を多めにすること、食物繊維を充分にとることを特に心がけます。

  3. アルコールは控えめにしましょう。できればやめた方がいいのですが、、、

  4. 肥満の解消のために甘い糖類のとりすぎに特に注意します。
    具体的には、糖質の摂取を1日150グラムに抑えます。
    高コレステロールおよび高中性脂肪血症の人は、肥満気味の人が多いので、エネルギーは1日1600キロカロリーと低くします。たんぱく質は80グラムとします。

ちなみに、外食メニューでお馴染みのミートソーススパゲティは、一品で736キロカロリーです。ミートスパゲッティを1つ食べてしまうと、
なんと1日の摂取量目安の半分近くを占めてしまう
ことになります。

同じように糖質制限がある人の場合、特に注意しなければならないのは、
穀類と砂糖類、果物の摂取です。
砂糖は料理の味付けに最低限必要な分を使うだけで、すでに許容範囲を超える場合がありますので、甘い飲み物やお菓子類にまわす余裕はない、と考えたほうがいいでしょう。

また、コレステロールは300ミリグラム以内にします。
果物は1日1個までとします。

アルコールはどうしても飲まないといけないつきあい等をのぞき、原則として禁止とした方がいいでしょう。
反対に、野菜や海藻類は、かさを増やして満腹感を得るためにも積極的に摂るようにしましょう。